中高年でも減らない性ホルモンがある!

これらの性ホルモンは、胎児の時から微量には分泌されている。しかし、なんといっても多量に分泌されるのは、思春期に入ってからである。人間では20歳から30歳の間で、すべての性ホルモンの血中濃度が高いことがわかる。

30歳を過ぎるころから徐々に性ホルモンの血中濃度が低くなり、その後はなだらかなカーブを描いて減少するが、生きている間は決して消えてなくなることはない。それどころか「性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)」にいたっては、女性では閉経後に、男性でも50歳以後は再び増量する。

最近の研究によると、中高年者の血中性ホルモンの濃度は20歳代の二倍もあることがわかった。しかも、これらの性ホルモンは血中ばかりでなく、尿中にも多量に排出されていることがわ かった。これも1960年代になって、ホルモンの微量測定ができるようになったからである。

それまでは血中ホルモン量があまりに微量なため、測定することができなかった。そのため、性ホルモンは年と共に減少し、閉経後は消えてなくなってしまうものと考えられていた。現在でもそう考えている女性は多い。

人間が生産しているホルモンが、いかに微量であるかということは、たとえば女性の寿命が80年として、その一生で生産される「女性ホルモン」の総量が、なんと小さじ一杯くらいである ことからも明らかである。

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